マルチに動けるスペシャリストに!

介護士やケアマネージャーといった介護職の活躍ぶりがクローズアップされているのは、それだけ必要性があるからです。高齢化社会の浸透により、ケアハウスや老人ホームなどの介護施設が増加していることもニーズの高まりに拍車をかけています。

近年では、介護サービスを必要としている人が増えているにもかかわらず、介護士やケアマネージャーなど現場の仕事を担う職員が思うように集まらないという事態が続いています。そんな中、介護施設のみならず、訪問して介護を行う職員の数の不足の状況も問題視されています。
ホームヘルパーについては、単独で介護をすることもあり、ケアハウスや老人ホームなどの施設内における業務よりも、より専門的な知識や技術が求められることになるため、一層集まりにくい実態があるのではないかと推測されます。

核家族化の傾向が顕著になる中、高齢者の一人暮らしが増えていることもあり、訪問型の介護サービスの需要が増しています。これは、施設内での業務のみしか経験がない職員にとっては、キャリアアップをする最大のチャンスといえるのではないでしょうか。

今後も間違いなく続く高齢化社会を考えれば、訪問型の介護サービスは、どんどん拡大していくことが見込まれます。介護に関係する業務に本腰を入れたいと考えるのであれば、キャリアアップをしておくことは決して損なことではありません。施設介護と在宅介護の両方のスキルを身に付けるなどして、自らのできることを増やしておけば、どこに行っても重宝される人材になれるでしょう。